多種多様なことに携わってきたITのプロ。寄り添うようにアドバイス

株式会社イースタイル コミュニケーションIT事業部長

本多 由加理

静岡出身。「読売新聞社 静岡支局」で新聞編集に携わった後、フリーライターとして活動。2000年に「静岡新聞社」ネット開発室へ入社し、アットエスなどの立ち上げに携わる。2007年に「静岡新聞社」を退職し、「静岡スタイル」を起業。「第4回SOHOしずおかビジネスプランコンテスト」で、奨励賞に入賞。
2014年から「SBSプロモーション」に在籍し、IT関係を中心とした制作ディレクションを行う。
2018年11月に「イースタイル」へ事業譲渡し、現職へ。CMSホームページ制作・運営支援、 WEBを中心としたさまざまな広告関連、MEO・SEOコンサルティング、執筆、取材、企画、講演、セミナー、グラフィックデザイン、業務アプリ開発・販売など、多種多様な業務を行う。
趣味は、料理、裁縫、手芸、読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、自転車(ロードレーサー)、水泳、マラソン、サーフィン、キモノ遊び。
Google広告認定資格代理店、Googleストリートビュー認定フォートグラファー、国際ことば学院外国語専門学校非常勤講師のほか、SBSプロモーション静岡営業部にも引き続き所属中

2つの新聞社での勤務経験を持ち、ホームページ制作・運営から、広告、企画、取材、執筆、講師などまで、さまざまな経験・スキルを持つ本多由加理さん。静岡県内のインターネット・広告関連の世界で20年以上活躍されてきたおり、サイト制作だけでも4000以上の実績をお持ちです。見事な経験をお持ちですが、本当に親しみやすく、気軽に相談できる方。機会があったらぜひ一度お会いしてみてほしい方です。今回は、本多さんのこれまでの仕事の話と、今後の展望についてお話を伺いました。

さまざまな経歴をお持ちですが、起業までの軌跡を教えてください
最初は、「読売新聞社 静岡支局」で新聞編集に携わっていました。当時は、地域の町に滞在しながら記事を書くといった地方採用があった頃。私が採用されたのがその地方採用の最後の年でした。夜遅くまで作業があり、事件事故等の事案が生じると、突発的な残業が発生するような仕事。長男が生まれた後、親に家事や子育てを手伝ってもらいながら仕事を続けていましたが、子どもと会えない日も多くありました。家族との時間を考え、入社10年で転職することにしました。
当時はまだ、女性が子育てしながら働くということに理解が少なかった時代。転職先を見つけることができず、結局、経理責任者として派遣の仕事をしながらフリーライターとして活動することにしました。ポケベルで配信する情報をまとめる仕事、結婚情報誌の取材・原稿・DTP制作などを受注し、子ども3人の子育てをしながら忙しい毎日を送っていました。クライアントを何十件も抱え、徹夜する日も多くて…。そんな生活を送る中、当時11歳になっていた長男が言った台詞が今でも忘れられません。「ママは普通の人のように寝て暮らすことはできないの?」。このままではいけない。仕事を変えよう。そんな時に見つかったのが、自宅ぐ近くにある「静岡新聞社」の中途採用でした。仕事場も、子どもの学校も、保育園も、買い物に便利なショッピングセンターも、すべてが近所。理想的な環境でした。
2000年に「静岡新聞社」ネット開発室へ入社。この頃は、まだインターネットの創世記。入社前にクライアントから頼まれ、ホームページ制作をしていた経験があり、その経験を活かしての採用でした。ネット開発室は、当時、「静岡新聞社」で新設されたばかりの部署。インターネットの立ち上げ、調査、研究等を行うところでした。ここでは、「アットエス」の立ち上げから、「静岡新聞社」が受注した高校生のオンラインショップ「まなびや」や、「ゆうゆうネット伊豆」等といった行政関係の仕事にも多数携わり、さまざまな経験を積みました。

「静岡スタイル」として起業してから現在までの仕事・活動について教えてください
2007年に「静岡新聞社」を退職し、ホームページ制作、広告、執筆、企画などを行う「静岡スタイル」として起業しました。また、自分の経験をもとに、ライフワークとして、まちづくり、地域プロデュース、スローライフ、女性労働問題、地域コミュニティなどへのIT活用などにも取り組んでいます。「Life maketour」や「静岡春まつり」といったイベントを企画・主催したこともあります。
2014年からは、「静岡新聞社」時代の上司から声をかけられ、「SBSプロモーション」にも籍を置くことに。インターネット関連の制作ディレクションを担わせていただいています。

最近、事業譲渡されたそうですが、きっかけは何ですか?
「静岡スタイル」を起業した頃は、自宅を仕事場としていたのですが、やがて自宅以外に仕事場を持つようになりました。2018年5月には、静岡市葵区人宿町にある「ジブンオフィス Colony」に事務所を構え、現在に至ります。
起業してから12年が経過し、40〜50社との取引があります。ホームページをはじめとしたIT関連の仕事が多いのですが、大手企業のドメイン・サーバー契約等も請け負っており、リスク管理を考えると心配に思える場面が増えてきました。長い間、さまざまな企業と事業のリスク管理補い合う仕組みづくりを模索してきたのですが、なかなか条件が合致する企業が見つからなくて…。そんな時に、起業当時のイベント企画を通じ知り合った、音楽とダンスのレンタルスタジオ・レンタルホール事業を行う「イースタイル」の松浦社長と再会しました。
同業種の企業だと、なかなか事業の線引きが難しいですが、全くの異業種だと明確にできます。「イースタイル」側も、ちょうど自社開発したクラウドシステムの管理やweb マーケティングを担う部門設立を考えていたところ。お互いのニーズがマッチし、2018年11月に「イースタイル」へ事業譲渡、コミュニケーションIT事業部長に就任しました。

仕事の方針や、今後の展望について教えてください
事業譲渡したからといって、仕事内容に大きな変化はありませんが、今後は、人員を増やしていければと採用計画中です。
仕事の方針としては、「イニシャルコストは安く、ランニングコストも安く」。親身にサポートするタイプなので、長くお付き合っていただけたらと思っています。

スローガンは、「コト、モノ、ヒトを、つないで笑顔にする。ITのちからで。」

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